FC2ブログ

被災232日めの気仙沼

一昨日は気仙沼市震災復興市民員会の勉強会だった。

サイズ変換_IMG_1739

まずは市民委員会で選考した「10年後の気仙沼市作文コンクール」の表彰式。
約1400点の応募作品の中から最優秀賞に選ばれた小中高校生9名が表彰された。
作品は市のHP、市のFBページで英訳して紹介されることになっている。

そのあとは防潮堤に関しての勉強会。
県の担当者の方10名数名と市長副市長はじめ市役所の方々、
市民委員で意見交換会を行った。

サイズ変換_IMG_1742

サイズ変換_IMG_1744

まず話は、防潮堤を立てるという前提で進む。
それを聞く、しっかり聞く、聞くしかない。
まずは知ることから。

ぼくは防潮堤の簡単な理屈はそれなりに知っているつもり。
防潮堤を建てるのは県の仕事になる。
その県がどういう考えで、どう推進していくつもりなのか。

懸念しているのが、地元住民の意向をどう考えているか、だ。

ぼくの周りでは我々が誇りに思っている気仙沼の内湾が、
コンクリートの巨大な壁で囲まれるという不安が充満してる。

6.2メートルという数字だけ先行して、
防潮堤なんか要らない!景観が無くなる!絶対反対だ!という意見ばかり。
気仙沼の景観がどうなってしまうのか、ぼくも本当に気がかりだった。

ホンネを言っちゃうとぼくも必要なしと考えてる。
「海と生きる」のもと、津波が来たら逃げる、本当に人の命を守るのであれば、
常に危機感を持って、避難することこそ最大の防災だと思ってる。

今回の震災では、避難のときの津波に対する油断が話題になる。
ここまでは来ないだろう、大丈夫だろうと、判断を間違ってしまって亡くなった方は少なくない。
必ずしも防潮堤イコール人の命を守るとはならないと思っている。

ぼくらは今、大きな地震が来たら迷わず逃げるだろう。
でも次の世代、30年後50年後に同じ緊迫感で逃げるだろうか。
防潮堤が出来てれば、L1の高さの津波(三陸沖地震津波、チリ地震津波等、いわゆる大津波)は、
理論上100パーセント防げることになる。

つまり防潮堤があるので津波は町には入らない。
わざわざ逃げなくても大丈夫と考える人が多くなるだろう。

ちなみにL2の高さの津波(今回の東日本大震災クラスで1000年に一度)は、
防げない防潮堤になる。

とりあえずね、理屈で言ったら敵わない。

たぶん、なんというか、こういうことをぼくが言うのもなんだけど、
防潮堤を作ることに従わざるを得ない、という流れになる。

ぼくが勉強会で県の担当の方に言ったのは、ひとつ。

我々にはどのような選択肢があるのかを早急に提示してほしい、ということ。

地図に線っこ引っ張って高さだけ書いた紙ペラ1枚じゃなくて、
市民が簡単にイメージできる絵とかCGとか模型とかを用意してほしい。

防潮堤の素材、工法、場所は、どのような選択肢があるのか、
たとえば盛り土して道路を堤防代わり考えるとか、復興住宅を防潮堤代わりにするとか、
堤防をもっともっと内陸側にするとか、

とにかく景観を壊さないようにするアイデアが欲しい訳。

それがあって初めて住民との調和があると思う。
調和なしに推進することはありえない。

港町気仙沼は、こういう形で景観を崩さず(むしろ良い方に)に津波対策をした、
と世界に評価される防潮堤を作ればいい。

ザ・防潮堤ではなく、限りなく今の気仙沼の内湾のイメージになるもの。
いったいどういう形があるのだろうか。
県の担当者は早急に対応して選択肢をイメージ化すると言ってくれた。

これからも市民委員会は続く。
副市長が、復興するまでずっと続くと冗談半分で言ってたけど、
冗談じゃなくなってきたぞ。

やれることからやっていこう!

今日も1日頑張りますp(^^)q
関連記事

タグ : 気仙沼市 防潮堤 気仙沼市震災復興市民委員会

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

  1. 無料アクセス解析